天才プログラマ清水亮から学ぶ
のんびりしている暇など全くないほど忙しい日々を送っているプログラマであれば、できる限り仕事を早く先へ進めるべく努力をしていることでしょう。それでも残業が減ることはなく、これ以上効率化することなど無理だと感じている人におすすめの対策案として、同じプログラマの経験から学ぶという方法があります。
天才プログラマ清水亮の著書
「最速の仕事術はプログラマーが知っている」という書籍は、天才プログラマの清水亮の著書です。実際にプログラム開発に携わった経験があるからこその説得力ある仕事術は、どれも実践的で即効性のある方法ばかりなので、もっと仕事を早くこなせるようになりたいと悩むプログラマにおすすめの書籍です。
プログラマの仕事は簡略化できる
「最速の仕事術はプログラマーが知っている」の著者である清水亮は、同じことの繰り返しを嫌い、シンプルを好むプログラマの考え方を仕事のやり方に適用し、あらゆる仕事をすっきりさせることによって仕事の効率化を図ることができると述べています。
例えば、ビジネスメールでは冒頭のあいさつ文などは同じ文言の繰り返しになりますが、これを最低限のタイピングで入力できるようにしておくと時間の節約になります。そうすることによって、ひとつひとつのメールで節約できる時間は僅かでも、合計すると手間をずいぶん省けることに気がつくかもしれません。
また、資料作りに時間がかかる人の特徴として、必要以上に情報を詰め過ぎてしまい、作成に時間がかかるだけでなく内容を理解しにくいものにしてしまっている可能性が書籍の中では指摘されています。資料はなるべくシンプルなものを心がけ、図やグラフなどは必要最低限にし、要点が掴みやすくなるように工夫するだけでも資料の作成時間を短くまとめることが可能になります。
目からウロコの時短術
この書籍の中で紹介されている時短術は、どれも既存の発想を覆すようなものばかりです。情報収集はインターネットが早いと多くの人が考えますが、実は本当に重要な情報はインターネット上にはないという点に着目し、欲しい情報が書かれている書籍を探すツールとして活用することや、仕事の電話をあえてとらずに目の前の仕事を優先することなど、通常の感覚だとついその逆を行っていそうな方法が多く紹介されています。仕事にはコミュニケーションが大切とはいえ、どんなことがあっても最優先されるべきではなく、コミュニケーションをとらない選択をすべき時もあるというのは、集中力を切らしたくない多くのプログラマにとって共感できることかもしれません。