残業少なめなホワイト企業ならではの特徴
プログラマがぶつかる残業問題を解決するためには、ホワイト企業に対象を絞って転職活動を行う方法があります。残業の平均時間や残業の有無などは、必ず確認すべき点です。残業時間の少なさのほかには、コンプライアンスへの意識が高い企業、福利厚生が充実している企業もホワイト企業の特徴です。転職活動の際にはこうした特徴をチェックしましょう。
コンプライアンスの意識が高い
コンプライアンスとは、法令遵守を意味します。企業は労働基準法や個人情報保護法などさまざまな法律を遵守したうえで、透明性の高い運営をしなければなりません。そこにはもちろん残業時間の問題も含まれており、不当な残業やサービス残業などはコンプライアンスに反することになります。コンプライアンスに対して高い意識を持ち、それを遵守することは企業にとって当たり前のことですが、違法な残業を行ういわゆるブラック企業はいまだに存在しています。ホワイト企業に転職したい場合、コンプライアンスに対する意識の高い企業を選ぶことがポイントです。ホワイト企業は、近頃よく耳にするようになったハラスメント問題にも厳しく取り組んでいることが多いです。企業内に相談窓口を設置しているほか、コンプライアンスに関わる研修を行っている企業もあるようです。企業のコンプライアンスへの意識が薄いと社員の働き方と意識もずさんになり、コンプライアンスへの意識が高いとより良い職場環境につながります。
残業時間について明確に記載している
企業の残業時間は、明確には出せなくてもおおよその時間は算出できるものです。一年のうちに繁忙期と閑散期があるケースでも、そういった時期的な特徴は把握できているでしょう。企業によっては、採用ページや求人情報などに「残業時間は多くても◯◯分」「基本的に定時退勤に力を入れている」というように、アピールポイントとして掲げられていることがあります。このようなはっきりとした情報を提示する企業は、ホワイト企業である可能性が高いでしょう。さらに、残業をしないための取り組みを積極的に行っている企業もホワイト企業といえます。残業をしないために仕事の効率化を常々考えていたり、上司や代表などが自ら率先してスタッフに声をかけながら定時帰宅をするなど、具体的な取り組みをしている企業もあります。「残業は多めですがその分やりがいもある」というアピールは、残業に悩んで転職をするプログラマには向かない職場だといえます。
研修・福利厚生が充実している
ホワイト企業はそもそもスタッフの働きやすさに注力しているため、研修と福利厚生の充実化を図っているところが多いです。研修は新人研修やコンプライアンス研修、資格にまつわる研修など多岐にわたり、学び成長したいプログラマにとっては魅力的な環境でしょう。研修を業務時間内に行っているかどうかもチェックポイントです。時間外に研修を受けなければならない場合もあるからです。福利厚生は家賃補助や昼食・軽食のサービスもしくは補助、社宅、保養所、財形貯蓄制度など、私生活におよぶまで手厚いサポート制度をとりそろえている企業があります。基本給に加算される手当が充実しているケースも多く、こういったところはホワイト企業の特徴の一つです。